先日、家にあるクチポールは磁石にくっつきましたというコメントをいただきました。
コメントをお寄せいただいた るるさん ありがとうございます。
なんのこと?という方の為に説明を↓
18-10(=高品質)ステンレスは磁石にくっつきません。
18-0(=100均等に多い)ステンレスは磁石にくっつきます。
この違いでステンレスの品質の違いがわかります。
とブログに書きました。
そんな折に「18-10ステンレスのはずのクチポールが磁石にくっつく」と聞き、自分自身混乱し、調べた経緯です。
本当にクチポールは磁石にくっつく?
これは本当です。
自分のクチポールでも調べました。
くっつきました。
(ちなみにラッキーウッドは18-8でもくっつきませんでした。)
メーカーに問い合わせ
メーカーからの回答は次の通りです↓
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本来であれば18-10なので磁石にくっつかないのですが、
鋼材の厚みを薄くする為にラミネート加工を施している為、磁石にくっつく、との事。
またカトラリーは製造工程でスプーンのすくうところなどを形造るときに、金属を押し型を使ってプレス機にかけます。
その際に金属に相当なストレスがかかって微弱な磁力を帯びることがあるようです。
ちなみにラッキーウッドは、押した後に焼きなまし(温める)するので磁力が取れてほぼくっつきません。
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以上です。
この結果からわかる事実は、
・クチポールは磁力を帯びている。
・ラッキーウッドをはじめとした国産メーカーは、磁力を取る為に焼きなまし(温める)工程を行っている。
という事です。
日本のものづくりの凄さを感じた一件でした。
※クチポールが磁石にくっついてもそれは不良品ではなく、正常品です。ご安心ください。