ラッキーウッドのマリールは1997年にラッキーウッドのブランド設立50年を記念して誕生しました。
20年以上前に発売されたとは思えない程の曲線美をもったデザインです。
丸みのあるデザイン
マリールのデザインの特徴は丸み。
スプーンのお皿は上から見ると丸みを帯びたシルエットです。
横から見ると深さがあって、ここにも柔らかな曲線を見ることができます。
お皿の曲線がわかりやすいようにラッキーウッドの箱を写り込ませてみました。
更にハンドルの断面も円形です。
一般的なカトラリーのハンドルは表が膨らんで裏がへこんでいるデザインが多いと思います。
これはプレス機で造形する時に、片方を押さえ込むと、自然と反対が膨らむという「型」に優しい方法です。
しかしマリールは両方が膨らんでいるので、型への負担が大きく通常1万作れるところ1,500本程で型は交換になるそうです。
(ラッキーウッドの工場見学に行った時に小林社長が話していました。)
そうまでして作られているマリールの形、持ってみると納得です。
非常に持ちやすく、持っていて気持ちの良いカトラリーです。
さらに、小林社長からこぼれ話があって、マリールはギフト人気も高いそうです。
奇抜すぎず平凡でもない。女性にも男性にも納得のデザインと機能性。
そんな理由でマリールはお客様から評価を頂いている、とのことでした。
サイズ・材質
デザートスプーン 18.5cm
デザートフォーク 18.5cm
デザートナイフ(共柄・鋸刃) 21.5cm
※マリールにはデザートシリーズより一回り大きい、テーブルシリーズはありません。
材質は18-10ステンレスです。
ヨーグルトを食べてみると
スプーンを使うとマリールの特徴がより感じられました。
唇と舌でその丸みを楽しめます。
お皿が浅いスプーンの方がサッと入ってきて食べやすい(と僕は思いました)けど、スプーンの存在感が素っ気ない感じ。
マリールの丸みとその舌触りはまるで自分にかまって欲しくてよってくる犬のよう(わかりにくくてすみません汗)。
こんなところにマリール
マリールを使っているレストランで有名なのは「加賀屋」です。
(正確には加賀屋の姉妹ホテルの「虹と海」)
加賀屋は「日本のホテル・旅館100選」に36年連続で1位に選ばれた旅館です。
加賀屋の姉妹ホテルで使われていることからもマリールの品質の確かさがわかります。
(余談)まだまだ定まらない撮影環境
前回のミルトア撮影でいい感じに照明やカメラの位置が決まったと思いきや、全然そんなことはありませんでした。
マリールはお皿が深い分、写り込んでしまう範囲が広く、ハンドルもミラー仕上げなので、こちらにも気を使う。。。
まだまだ研究です。
▽マイカトラリーはインスタグラムでも紹介しています。
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