先日インスタグラムに投稿した画像。
大手有名ホテルで、知人の結婚パーティーに参加した時の投稿。
カトラリーはノリタケ(愛知県名古屋市にある有名ブランド)でした。
ですが、傷がすごくて僕は「輝きが失われていて残念」と投稿しました。
その後日談です。
カトラリーの傷を何と捉えるか
先日の出張で、カトラリーに長年携わる方とお話しする機会がありました。
そこで、事の顛末を伝えました。
「大手ホテルなのに、傷だらけのカトラリーでちょっと残念でしたよ」のように。
写真も見せたところ「いやいや違うよ」と言われてしまいました。
古いものを愛用して長く使う文化がヨーロッパにはあります。
みなさんご存知の「アンティーク」。
長年使われ続けたカトラリーにはそれだけの歴史と、強さ(ホテルのハードな使用環境に耐えた)の証明があります。
そこを価値とする考え方もあるんだよ、と。
驚きでした。
自分の考えが若い、至らないところにちょっと悔しくなりました。
滑らかなスプーンで食べる方が舌触りが良く、味に集中できるから良い、というのは変わらぬ、僕の意見です(現時点では)。
だけど、長年使われて傷のついたカトラリーへのリスペクト、尊敬する気持ちを持とうと思いました。
まだまだ勉強です。