カトラリーの勉強 カトラリー検定

カトラリーの勉強(2) 主なカトラリーの種類

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昨日、また図書館でカトラリーのお勉強。
隣で勉強を頑張ってる(本4冊くらい広げて!)学生さんがいて、こっちも負けまいと頑張りました。

「なるほどカトラリー」2章のテーマは「主なカトラリーの種類」です。

初めての人はとまどうサイズと名称

最初に欧米と日本・アジアのサイズの違いについて。
これは僕は知っていましたが、知らない人はとまどうと思うので説明します。
欧米で食事に使われているスプーン・ナイフ・フォークは「テーブル」サイズです。
日本・アジアで食事に使われているのは一般的には「デザート」サイズです。
本来「デザート」サイズは食後のデザートを食べる為の一回り小さいものですが、日本人の手にはこのサイズが丁度よいサイズです。
この事はカトラリー選びにとても重要です。

本の次のページをめくると、その違いがわかる原寸図が載ってました。

違いが一目瞭然。
これには感動しました。
スプーン・ナイフ・フォークそれぞれ2cmしか変わらないのに受ける印象は全然違います。
僕もショップで通販をやる時には、この原寸図を作ってお客さんが選びやすくしたいと思いました。

ただし、メーカーによっては「デザート=食事用ではない」と思われる事を避ける為に、デザートサイズのカトラリーに「テーブル」と名前を付けている日本メーカーもあります。
混乱してしまいますね。
一番良いのは少し面倒ですが、サイズで覚える事です。

<日本人の手になじむサイズ>
スプーン:約18cm
フォーク:約19cm
ナイフ:約22cm

<大きいと感じるサイズ>
スプーン:約20cm
フォーク:約21cm
ナイフ:約24cm

※個人差があります。

ぜひ目安にしてください。

フィッシュの違い

ページをめくるとさまざまな種類のカトラリーがわかりやすく図で説明されています。
今まであまり意識してたかった「フィッシュ」のスプーン・フォーク・ナイフ。
何が違うの?と思ってました。
フォッシュナイフは幅が広く作ってあり、切った魚が崩れないようになっています。
フォッシュスプーンは左側が浅く作られていて、すくいやすいそうです。
「特に崩れやすい魚を食べるために」と書いてあったのでフォークじゃなくスプーンで食べられるように、と僕は解釈しました。
(違っていたら訂正します。)

ナイフの刃に使われている特殊なステンレスとは?

これ、ずっと気になってた(でも調べる程でもなかった笑)疑問が解決しました。

▽ラッキーウッドカタログより

ナイフには当然切れ味が求められます。
その為には「焼入れ」が必要なのだそうです。

焼入れとは、高温から急冷する事で、鋼を硬くする方法。

焼入れによって硬く鋭く加工するそうですが、焼入れをするには炭素を含んだ刃物用ステンレスでなければできないそうです。
炭素を含んだステンレス=特殊なステンレス素材という事です。

今回も勉強になりました!

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